水栓の上手な使い方
必ず取扱説明書をよく読んでお使いください
取扱説明書をお読みください。役立つ情報がたくさんあります。また、保証書は大切に保管してください。
安全に快適に長く使う為に、注意すべき事
水栓から漏水した場合は、直ちに使用を中止し、元栓または止水栓を閉めてください。
ポンプをお使いの場合は、ポンプを止めてください。
そして取付店・販売店またはKVK修理受付センターに修理を依頼してください。
そのままの使用は、室内浸水、やけど、けが等の原因になります。
水栓を安全にご使用していただくための情報を日本バルブ工業会ホームページにてご紹介していますので、ご覧ください。
給湯温度は85℃より高温で使用しないでください。
85℃より高温でご使用になると、水栓の寿命が短くなり、破損して、やけどをしたり、漏水で家財などを濡らす財産損害発生のおそれがあります。 誤操作などによる、やけど防止、水栓の破損防止のため、水栓機能に支障のない範囲での50℃~60℃給湯をおすすめします。
使用時の吐水初めには必ず温度を確認の上ご使用ください。
シャワーを使用するとき、お風呂に入るときなどは、事前に温度を確認してください。
使用中、使用後の湯水混合水栓本体は、熱くなっている場合があるので、不注意な接触に注意してください。
使い終わったら、本来のハンドルを閉じてください。
水栓やシャワーヘッドの一時止水は一時的な止水用ですので、水栓を使い終わったら、本来のハンドルを閉じてください。
洗濯が済んだら水栓を閉めてください。
ホースやシャワーヘッドを浴槽や水槽などに漬けたまま放置しないでください。(逆流防止のため)
酸性や塩素系の洗剤を水栓にかけないでください。
朝一番の使い始めの水は飲まないでください。
シャワー水栓は、湯・水の滞留量が多く、しばらく使われないと、シャワーホース内の水は消毒用の塩素がなくなってしまい、におうことがあります。 使い始めの湯・水は飲まずに別の用途にお使いください。
水栓の開閉はゆっくり操作してください。
ハンドルを閉めるときに『ドーン』というような音がすることをウォーターハンマー(水撃作用)といいます。配管を流れる水やお湯の動きを急に止めることにより、流れる水の圧力が高まって起こります。配管に曲がりが多い場合や水道の水圧が高い場合にも起こりやすくなります。
ウォーターハンマー(水撃作用)現象
ハンドルを閉めたときにドンというような音がすることをウォーターハンマー(水撃作用)現象といいます。この現象は、水栓金具のハンドルを急に閉めたときなどに起こりやすく、配管を流れる水の動きを急に止めたことにより、流れる水の圧力が高まって起こります。水道の水圧が高い、配管の固定が不十分、配管に曲がりが多いなどの場合に起こりやすいです。
水栓金具に止水栓がついている場合は、使用に支障がない程度まで止水栓の止水弁を絞り、水栓金具のハンドルを閉めるときはできるだけゆっくり閉めるようにするなど注意しながらご使用ください。
また、ウォーターハンマー低減器やウォーターハンマー低減ソケット、高水圧の場合は減圧弁を付けることで緩和できます。
凍結が予想されるときは凍結予防をしてください。
- 水栓が凍結すると部品が破損し、水漏れの原因となります。凍結による部品の破損は、保証期間内でも有料修理となります。
- 凍結が予想される場合は、水栓周囲の温度が氷点下にならないようにしてください。なお、氷点下になる場合は、凍結予防の処置をしてください。
凍結予防の方法
- 【⼀般地仕様⽔栓をお使いの場合】
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凍結が予想される場所でご使⽤になる場合は、下記の処置によって凍結を予防できる場合があります。
- ・浴室内の温度を下げないように窓を開けたままにしない。
- ・浴室換気扇は止める。
- ・浴槽の残り湯は抜かない。
- ・水を少量出しておく。(目安として1分間に牛乳ビン1本分程度)
- ・屋外に剥き出しになっている配管や水栓には、布など保温効果のあるものを巻いておく。等
- 【寒冷地仕様⽔栓をお使いの場合】
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配管の⽔抜き操作と⽔栓⾦具の⽔抜き操作を⾏ってください。
- ※仕様により製品の形状・操作⽅法等が異なる場合があります。
- ※配管の⽔抜き操作については、お住まいの取扱説明書をご確認ください。
定期的な点検・部品交換をしてください。
水栓の性能を維持するために定期的な点検・部品交換が必要です。摩耗劣化部品(サーモスタットカートリッジ、シングルレバーカートリッジ、シャワーホースなど)は、5年を交換の目安としておりますが、逆止弁については、より安全を考え、早め(3~5年)の点検・交換をおすすめします。 なお、コマパッキンは、消耗部品です。消耗の都度交換ください。点検・部品の交換は、工事店や水栓メーカー、専門業者にご依頼ください。
- 日常のお手入れ・点検
- 日頃のお手入れ(柔らかい布で本体表面磨き)湯水の出が悪くなったときは、ストレーナを掃除してみてください。
異常を感じたらすみやかに工事店やメーカーに連絡してください。
水栓のお手入れ方法
月に1回の点検・確認
- 1. 配管まわりの水漏れがないかを点検してください。
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部品の劣化・摩耗などによって生じる漏水で、家財などを濡らす財産損害発生のおそれがあります。
- 2. 吐水口を時々回転させてください。
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吐水口を長期間回転させずに使用すると回転部に水あかなどが付着し回りにくくなることがあります。
- 3. 水栓取り付け部にがたつきがないか確認してください。
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がたついたままでお使いになると配管に負担がかかり、家財などを濡らす財産損害発生のおそれがあります。
- 4. 水受けトレー内に水が溜まっていないか確認してください。
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水受けトレーはシャワーヘッドを引き出してお使いの場合にシャワーホースを伝って落ちる水を受けるためのものです。水が溜まっている場合は捨ててください。溜まりますと、漏水で家財などを濡らす財産損害発生のおそれがあります。
- 5. 温度調節ハンドルを時々いっぱいに回してください。
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温度調節ハンドルを長期間回さずに使用すると機能部に水あかなどが付着し、温度調節機能が損なわれるおそれがあります。
消耗部品・摩耗劣化部品の交換
- 消耗部品とは
- 浄水カートリッジ、コマパッキンなど
- 摩耗劣化部品とは
- 開閉ユニット、切替・温調ユニット、逆止弁、シャワーヘッド、シャワーホース、吐水口など
万一に備え水道の元栓、止水栓の位置を確認しておいてください。
地震や漏水事故のとき慌てずに済みます。